DEIM2014
学部卒業時,私はDEIM2014に論文を投稿し,発表しました.(2014/3)
DEIMとは,データ工学とマネジメントに関するフォーラム,
Fourm on Data Engineering and Information Management の略で,
データベース学会の年次大会です.
学会は3日間,淡路島で行われました.
そこで,学部4年の下半期に研究として取り組んだ成果発表ができました.
タイトルは「話題を考慮した多様性のある情報推薦手法の提案」です.
時代は情報過多で,情報推薦に関する研究が多く進められている中で,
本発表は,特に推薦価値を上げるための手法について提案しました.
人は,何かをお薦めされる際に,「どういうものなのか」「誰がお薦めしているのか」
というような付加情報による理由付けが大切だと考え,
これらの情報を提示できる手法を考案しました.
研究を進めるにあたり,仲間に相談はできるものの,ほぼ一人で研究を進めていたために,
悩むことが多く,時間だけが過ぎるときもあり,大変でした.
学会参加者は550人程度で国内最大級とアナウンスされたこともあり,緊張しました.
3日間でいくつものセッションが行われ,あらゆる分野の研究者が
集まっている印象を受けるとともに,自分の研究対象となるセッションだけでなく,
自分の興味がわずかにあるセッションへの参加もでき,勉強になりました.
この学会の規模の大きさと,内容の幅広さが私にとって,とても新鮮でした.
自身の発表は最終日の3日目に行いました.
何度も発表練習をしたので,上手に発表できました.
質疑応答では,研究室で出てくるような意見と大きくかけ離れたものが
出てきて困惑しましたが,多くの研究者から自身の研究に対しての見え方がどのようなものかを
意見として聞くことができたので大変参考になりました.
先生からは「発表見てるだけで緊張した」と,
発表を聞いてくださった方からは「とても発表がわかりやすかった,
研究の内容も面白く,大変勉強になった」という話を聞くことができました.
高木研究室の学部生には,是非このような場所で発表し,
次のステップへチャレンジするためのチェックポイントとしてもらいたいものです.
M1 小池 (発表時 B4)